今日は久しぶりにゆっくりとした日曜日です。昨日の土曜日もテメケのごちゃごちゃした住宅密集地にタンザニア人の友達や同期隊員とでかけ、その辺りでたむろっている(?)若者にアンケート調査をしに行きました。日本人だけではなかなか行けない所に行ってみんなと話をし、貴重な体験ができました。
さて、BUZA小学校、再び。
学校に塀のないところはタンザニアではちょくちょく見かけますが、Buza小学校では、今回外務省の草の根無償支援でトイレとともに学校の塀の建設も申請しました。
学校に塀がないと、どうなるのか。子どもたちは出入り自由。。。先日の学校訪問で4年生のクラスに先生や大使館の人たちと行くと、どうやら生徒の数が少なくなっていたみたいです。先生が「みんなはどこにいったんだ?」と尋ねると、生徒が元気に「Wametoroka!!」と答えます。「toroka」という言葉は「逃げる、さぼる」という意味で、職場から就業時間前に帰ってしまった人や、学校を途中でさぼったり、ひいては不登校の生徒に対して使います。「彼らはさぼって家に帰りました!!」とまあ、生徒たちが元気に言っているような感じです。なんとなく日常茶飯事にこんなことが起きているのが伝わってきます。もともと生徒が多すぎて先生の目が行き届かないところに、塀がないため子どもたちが「toroka」
する問題が悪化しているようです。
(4年生のクラス。これでも帰ってしまった生徒がいるので、普段はもっとたくさんの生徒が1つの教室で勉強しています。)
あとは、外部からの侵入者も出入り自由。。。この日私たちが来る前に、ナイフを持った青年にお金をせびられた生徒が出たそうで警察に通報したそうです。
前回のブログ記事にトイレの写真を載せましたが、いずれも個室に戸がないことがお分かりいただけたかと思います。校長先生いわく、何度も戸をつけたけれど、板が盗まれてしまうそうです。ということで、トイレの扉もないし、学校の塀もないので用を足しているところは全くのオープンです。プライバシーなし。。。(先生用は扉なんとか付いてるのになぁ。。。)トイレの扉も問題ですが、学校の物も盗まれたりしたこともあったそうです。それに今は教室建設のために、セメントやブロックが置かれているのでその管理も大変です。アスカリ(見張り役の警備員)を2人雇うことにしたらしいですが、2人の目を盗んであっちから、こっちからと泥棒が。。。そんなこんなで、せっかく新しいトイレを作ってもまた外部からの侵入者に傷つけられては大変です。ということで塀も欲しい、というのが学校側の考えです。
(教室2個分の建設のために用意されているブロック。塀がないので木の向こうは道路です。)
そして、学校の敷地内に勝手に家を建てている人も。どこからどこまでが敷地かはっきりしませんが、校長先生は「ここも学校の敷地だ!」と言っていました。そして、その境界線のあたりをみんなで見ていると、若者が昼間からいちゃいちゃ。。。教育上よろしくない。
物をあげるのは良くない援助だと言われることも多いですが、日本でもどこでも、子どもの学習環境はやっぱり整えるべきだと思います。勉強したい子どもがとても気の毒です。自分も出来ることをしたいなとは思っています。次は私がこの学校でやっていること。。。Buza小学校、まだ続きます。
Tutaonana
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