Hamjambo?
先週の木曜日からザンジバルとドドマに行ってきました。一度ダルエスにも戻ってきましたが、おおよそ一週間出歩いていました。ザンジバルでは毎年開かれる音楽祭を見てきました。去年は日程が合わず行けなかったのですが、今年はもう最後なので思い切って見に行ってきましたが本当に楽しかったです。タンザニア、ザンジバルなど地元のアーティストだけでなくアフリカ各国、またアメリカ、ヨーロッパ、日本からもアーティストが参加する国際的な音楽祭で、今年で7回目の開催となります。最近ではザンジバルの観光の目玉となりつつあります。
先週の木曜日からザンジバルとドドマに行ってきました。一度ダルエスにも戻ってきましたが、おおよそ一週間出歩いていました。ザンジバルでは毎年開かれる音楽祭を見てきました。去年は日程が合わず行けなかったのですが、今年はもう最後なので思い切って見に行ってきましたが本当に楽しかったです。タンザニア、ザンジバルなど地元のアーティストだけでなくアフリカ各国、またアメリカ、ヨーロッパ、日本からもアーティストが参加する国際的な音楽祭で、今年で7回目の開催となります。最近ではザンジバルの観光の目玉となりつつあります。
(ザンジバルのOld Fortが会場です。この中の広場で野外コンサートが行われました。)
音楽祭は一週間近く続くのですが、私たちは土曜日にザンジバルを発ち、日曜にタンザニアの首都ドドマへ移動しました。ダルエスサラームがタンザニアでは一番大きな都市ですが、地理的に中心地ということもあったのかドドマがこの国の首都に指定だれており、国会があると、大統領をはじめ国会議員や役人の多くもダルエスからドドマに大移動します。
さて、今回のドドマ訪問は協力隊員が主催のTeaching Workshopが開かれたためです。他の国もそうですが、ここタンザニアでも理数科教師という職種の隊員が多く派遣されています。タンザニアではこういった理数科教師隊員が中心となって「タンザニア教育研究会(略してタン教研)」という部会を運営しており、主に中等学校の生徒への奨学金、教授法の交流や中等学校の国家試験対策研究を中心に、タンザニアの生徒の学力向上のため活動しています。この「タン教研」には他の職種で教師として働いている隊員や、私のように教育に関係する隊員なども参加しています。
今回のテーマは「環境」ということで、様々な職種の隊員やタンザニア人教師も参加しました。ワークショップではテーマに沿った模擬授業を日本人、タンザニア人が行い、見学者と授業者が授業後に授業評価を行うというものです。残念ながら全部の授業を見ることはできませんでしたが、自動車整備隊員が排気ガスの少ないエコカーの話をしたり、数列と自然界の関係を説明した理数科隊員がいたり、とても興味深く参加させてもらいました。
(タンザニア人の同僚と一緒に授業をした理数科隊員)
私もちょっと「環境」というテーマに沿うには無理もありましたが、ライフスキルの授業のなかから「人生の見通しと目標設定」という授業をさせてもらいました。これは、12月の青少年セミナーで取り上げたトピックで好評だったことから、他の隊員の薦めもあり、このトピックをドドマワークショップ用に選びました。前回のセミナーでは私自身はこのトピックを直接教えなかったので、初挑戦で少々心配でしたが生徒も協力的でとても楽しく授業ができ、大方満足できました。生徒には10年後、6年後、4年後の目標と今年の目標、それに毎日何を頑張るかをワークシートに書いてもらいました。なりたい職業では「医者」「弁護士」「教師」「新聞記者」「エンジニア」「サッカー選手」「秘書」「ドドマの県知事」などなど、結構それぞれの目標を考えて書いてくれました。毎日頑張ることでは「理数系の科目を特にがんばり、毎日2時間勉強する。」とか「自習クラブを作って勉強する」「クラスで一番を取る」というような目標を書いてくれた生徒もいました。授業の中で出来るだけ具体的に、達成可能でかつ達成出来たか出来なかったかわかるような書き方をするように伝えたので、多くの生徒が具体的に目標を書いてくれました。
他の隊員の授業で特に印象的だったのは、同僚の先生と協力して「フィボナッチ数列」について自然界の花、かたつむり、木などと関係させて説明した理数科教員の授業でした。私は高校の時以来数学には全く触れる機会もなくあまり興味もない人なのですが、この授業はとても興味深く聞かせてもらいました。花びらの数、木の枝の分かれ方、かたつむりの渦巻きはこの数列に沿っているという授業で、この授業を聞いた生徒はきっとこの話を忘れないだろうと思いました。
(グループ活動で、各グループには外で採った花が配られました。実際に花びらの数を数えて数列に合っているか、たしかめます。)
その他、全体で行うアクティビティーでは「モリンガ」という木の種を使った水の浄化実験、ソーラークッカーの設置などを行いました。「モリンガ」という木はミラクルトゥリーだと聞いたことがありましたが、今回初めてその使い方を目の前で見せてもらいびっくりしました。種を粉状にしてそれを汚れた水に入れると、おおよそ30分から1時間でバクテリア等が沈殿してきれいで透明な水になりました。それを沸騰させる、あるいは日光に当てておけば飲料水にもなるそうです。また粉を食事に混ぜると、お腹の中の悪いバクテリアなども死ぬということでした。
(右がモリンガの種の粉を入れて30分経った水。左はもとの汚れた水です。)
(これがモリンガの木の種です。薄皮と殻をとってそれを粉状にして、汚れた水の中に入れると。。。)
これまで理数科教科に限ってしかワークショップが行われていなかったので、自分は初めてこのワークショップに参加しましたが、とても興味深く勉強になりました。また今回自分は参加するだけでしたが、こういった大きなセミナーを開催するにあたって中心となってくれた隊員の人たちに対して感謝の気持ちで一杯です。特に、同期のドドマ隊員は自分の学校でこのセミナーを開催したので本当に大変だったと思いますが、おかげで彼女の学校も見れたし生徒や同僚にも会え、頑張っている様子が伺えました。これで帰国前にダルから遠出をするのも本当に最後かもしれません。
Tutaonana
2 件のコメント:
花さん こんにちは。お久しぶりです。
ドドマへ行ってきたんですね。
もしかしなくても彩の学校ですね。
メールも何も連絡が全く無かったので忙しいなあとは思っていましたが、花さんのブログで様子が分かりました。他の隊員のブログから何をしているのか様子が伝わるので時々読ませてもらっています。
花さんもあとわずかで帰国ですね。お疲れ様です。元気に帰ってきてくださいね。
たんこさん!こんにちは。
お久しぶりです。もちろんドドマで同期で理数科と言えば、一人しかいませんよ。
本当にお世話になりました。とても頑張ってました。それに今週末は原爆展も勤務校で開催だから本当に忙しいと思いますよ。
でもとっても元気にしてました。
いつもブログ読んでくださってありがとうございます。ちょっと帰国前で忙しくて書くのが大変になってきたこの頃です。
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