タンザニアは12月が学年末なので、どこの学校も1月の新学期までお休みです。それとともに各地で卒業式もたくさん行われる季節になりました。同期で同じダルエスサラームにある職業訓練校で自動車整備を教えている隊員がいますが、彼の学校でも卒業式が行われ、それにも招待され少しお邪魔してきました。先生や生徒たちと仲良くやっている同期の隊員の活躍ぶりを見るのもとても刺激になります。
(卒業生によるコーラス。校歌みたいに聞こえたのですが。。。)
(同期隊員。この学校で自動車整備を教えて活躍しています。「整理整頓して整備をしましょう」「ゴミはゴミ箱に捨てよう」という自作のポスターの前で。頑張ってます!)
大会の前日は指導をしてくれている青年たちも遅い時間まで練習に付き合い、その日の夜はみんな一緒に稽古場(と言っても長屋の前の庭みたいなところ)で雑魚寝をして大会当日を迎えたそうです。日本で言えば部活みたいな感じですね。寝たのも外らしく、雨が降ってきたら中に入って雨宿りし、また外で寝たと言っていました。
お芝居のテーマは「HIV・AIDSの存在しないタンザニアは可能か?!」です。この地域の7つのグループが10分程度のお芝居を作って競い、4名の審査員が招待されていました。
この大会を主催したのはUSAID(アメリカ政府の支援)の資金を得たNGOです。この地区は大きな幹線道路沿いにある地区で、長距離トラックの運転手の出入りが激しく、彼らの中には次の仕事まで2、3ヶ月この地区で過ごす人たちもいるそうです。調査の結果、そういった人の出入りが激しく、AIDSを含む性感染症、麻薬などが外から持ち込まれる可能性が高いということで、このNGOは「ロード・プロジェクト」と呼ばれる教育プロジェクトをこの地区で展開しています。今回の大会は若者向けのプログラムの一環で行われたようです。
まず、驚いたのは、それぞれのグループが活動している地域はそれほど広範囲に渡る地域でもないのに、当初は10グループがこの大会に参加を申し込んでいたようです。結局7つに減りましたが、タンザニアの人たちのお芝居好きと役者ぞろいがうかがえます。ダルエスサラーム中を見たら、たぶんものすごい数のグループが存在すると思います。
さて、応援しに行ったグループの結果については残念ながら入賞を逃しました。素人目にみると、なかなかいい線行っていて、3位ぐらいにはうまく入れるかと期待しましたが、彼らにとっても初めての大会参加でそう簡単にはいかないようでした。でもみんなやり切った達成感のようなものを感じているようでした。1位はパントマイム的なお芝居をしたグループで、HIV・AIDSを恐れているにも関わらず、誘惑には勝てない男性を演じていました。
最後に、この大会に入賞するとちょっとした賞金が出たのですが、うわさによると1位になったグループは審査員と密な関係にあったとか、なかったとか。。。スポーツのようにはっきりした点数で競うものでもないので、公平な審査がさらに難しくなります。特にこの国だから難しいというのも否めない事実のように感じます。HIV・AIDSとともに、賄賂もこの国では国家として取り組む重要課題となっていたのを思い出しました。
さて、卒業式の翌日、昨日は最近よくお邪魔する青少年グループがお芝居のコンテストに出場するというのでそれを見に行ってきました。このグループはまだ役所に登録はしていませんが、映画づくりやお芝居を中心に活発に活動しています。他のグループでお芝居がうまい人を招いては自分たちの活動を見てもらって批評をしてもらい、よいものを作ろうととても頑張っています。男女ともに人数が多く、察するにみんな仕事もほとんどないし、学校にも行っていない子たちのように思いますが、何か打ち込めることがあるというのはいいことなのではないかと思います。
大会の前日は指導をしてくれている青年たちも遅い時間まで練習に付き合い、その日の夜はみんな一緒に稽古場(と言っても長屋の前の庭みたいなところ)で雑魚寝をして大会当日を迎えたそうです。日本で言えば部活みたいな感じですね。寝たのも外らしく、雨が降ってきたら中に入って雨宿りし、また外で寝たと言っていました。
(指導する青年たちとお芝居の練習をするグループのメンバー。ここで練習し、ここで合宿も。。。)
お芝居のテーマは「HIV・AIDSの存在しないタンザニアは可能か?!」です。この地域の7つのグループが10分程度のお芝居を作って競い、4名の審査員が招待されていました。
この大会を主催したのはUSAID(アメリカ政府の支援)の資金を得たNGOです。この地区は大きな幹線道路沿いにある地区で、長距離トラックの運転手の出入りが激しく、彼らの中には次の仕事まで2、3ヶ月この地区で過ごす人たちもいるそうです。調査の結果、そういった人の出入りが激しく、AIDSを含む性感染症、麻薬などが外から持ち込まれる可能性が高いということで、このNGOは「ロード・プロジェクト」と呼ばれる教育プロジェクトをこの地区で展開しています。今回の大会は若者向けのプログラムの一環で行われたようです。
まず、驚いたのは、それぞれのグループが活動している地域はそれほど広範囲に渡る地域でもないのに、当初は10グループがこの大会に参加を申し込んでいたようです。結局7つに減りましたが、タンザニアの人たちのお芝居好きと役者ぞろいがうかがえます。ダルエスサラーム中を見たら、たぶんものすごい数のグループが存在すると思います。
(大会会場での発表。くじ引きの結果トップバッターで演技をしました。)
こういう大会がAIDS啓発にどれだけ役立っているかについては、そこそこインパクトがあると感じます。演技力や構成とともに、どのグループもHIV/AIDSについてのメッセージを、観客に対しいかに正しく伝えられたかが審査の大きなポイントになっています。どの参加者もよいお芝居を作るにはHIV/AIDSの正しい知識が必要です。ただ、行動がどれだけ伴っているかについては疑問に思うのも事実です。
さて、応援しに行ったグループの結果については残念ながら入賞を逃しました。素人目にみると、なかなかいい線行っていて、3位ぐらいにはうまく入れるかと期待しましたが、彼らにとっても初めての大会参加でそう簡単にはいかないようでした。でもみんなやり切った達成感のようなものを感じているようでした。1位はパントマイム的なお芝居をしたグループで、HIV・AIDSを恐れているにも関わらず、誘惑には勝てない男性を演じていました。
最後に、この大会に入賞するとちょっとした賞金が出たのですが、うわさによると1位になったグループは審査員と密な関係にあったとか、なかったとか。。。スポーツのようにはっきりした点数で競うものでもないので、公平な審査がさらに難しくなります。特にこの国だから難しいというのも否めない事実のように感じます。HIV・AIDSとともに、賄賂もこの国では国家として取り組む重要課題となっていたのを思い出しました。
Tutaonana
2 件のコメント:
先日は訪問ありがとう!!
生徒達が歌っていたのは校歌です。
Tuwende pamoja. Tuwende pamoja.
Tuwende na VETA...
という感じで歌ってます。
こちらこそありがとう!
なんかVETAに馴染みが出てきた今日この頃。一緒に歌っても違和感なかったかも。
またよろしくお願いします。
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