今週は隊員総会や報告会があり、同期隊員がダルエスサラームに集まりました。私たち20年度1次隊はタンザニアに来てちょうど1年経ち、全員が無事に活動を続けています。昨日は一周年記念ということで同期で夕食を食べに行き、とても楽しい時間を過ごしました。
さて、この日曜日はVodacom 主催のダルエスサラーム・マラソン大会が開かれました。スタートとゴールは自分の配属先の目の前にある国立競技場。今回、私は5kmのレースに参加し、自分の生活圏であるテメケ区役所周辺をFun run!! 友人や近所の人、見慣れた風景に応援されながら、楽しく5kmを走りきりました。
(日本人、タンザニア人、みんな賛同ランナー。調子に乗ってオリジナルTシャツも作ったので、何人かはおそろいのTシャツ着ています。)
実はこのマラソン大会にからめ、他の隊員と二人である計画をすすめてきました。名づけて「ちゃんがもと・ちゃりてぃ・まらそん・ぷろじぇくと」。略してCCM-P。(一応、こちらの第一党与党のCCMにかけてます)
このプロジェクトの中身は、たくさんの隊員や日本人関係者やタンザニア人と一緒に大会に参加し、同時にタンザニア社会に還元する募金も集めちゃおう、というものです。集まった募金の支援先は2つ。1つは私がこのブログにも書いたBuza小学校、もうひとつは一緒にこの企画をした隊員の配属先である、WAMATA「エイズと闘う人々」(エイズ関連NGO)にある職業訓練校です。
本プロジェクトの趣旨を以下のように友達の隊員と話し合って決め、それをみなさんにお伝えしました。
① 私たち日本人がタンザニアで行われるスポーツイベントに参加し、タンザニア生活を楽しく充実したものにする。
② 現地の人たちとの交流を深める。
③ このイベントを通じて寄付を募り、タンザニア社会に還元する。
④ このイベントを通じ、各自が新たな活動やタンザニア社会への貢献の方法を考えるきっかけとする。
(趣旨や支援先を説明するためのパンフレットやマラソンコース案内の地図も作成しました。)
この呼びかけをうけて、大会当日、日本人30人、タンザニア人11人が私たちの趣旨に賛同した「賛同ランナー」として一緒に参加してくださいました。日本人は隊員、JICA関係者、大使館関係者など、タンザニア人はBuza小学校やWAMATAの関係者、スワヒリ語の先生などです。色々な人がひとつにあつまり、みんなで大会に参加し、お互い応援し合い、励ましあい、とても楽しい時間となりました。日本人同士でも普段は話をする機会がなかったり、隊員同士でも隊次が異なるとなかなか話をする機会がなかったりすることもあり、この企画で日本人同士も仲良くなれたような気がします。タンザニア人の賛同ランナーの人たちも楽しそうでした。Buza小学校の学校評議委員の1名は55歳の部で入賞し、賞品をもらっていて大満足。思いがけないことに驚きながらもみんな喜んでいました。結果、5kmは全部で32人の賛同ランナーが、そして21kmは全部で9名の賛同ランナーが完走しました。目標としていた5km賛同ランナー15名完走と21km賛同ランナー5名完走を達成することができました。これをうけて、寄付の1口に金額を設定するという企画にしたので、その日の夜は仲間の家に泊まって寄付額の連絡の準備です。わかりにくい、とあまり評判はよくなかったのですが、「走ること」と「募金集め」をリンクさせたくて、次のように1口額を決めました。(日本からの寄付は基本的に受け付けていません。)
① 5km完走ランナーの人数 × 1,000TSH = 寄付金額
(但し、①の寄付最高額は目標の15名達成をもって1口、15,000tshとします。)
② 21km完走ランナーの人数 × 5,000TSH = 寄付金額
(但し、②の寄付最高額は目標の5名達成をもって1口、25,000tshとします。)
③ 賛同ランナーの完走した総距離に対して1kmにつき500TSHとして計算した額を寄付金額
5km × 15名 = 75km 21km × 5名 = 105km
(75km+105km)×500TSH=90,000TSH (寄付額)
(但し、③の寄付最高額は完走ランナーの目標人数をもって1口、90,000tshとします。)
④ 趣旨に賛同、ランナーの頑張りに対して任意でのご寄付
この日のために一緒に企画をした仲間の隊員の家に泊まっては準備を続けてきました。毎日遅くまで連絡とりあったり資料を作ったり、5kmしか走ってないけど正直ちょっと疲れました。
(スタートとゴールは国立競技場。配属先の目の前にあります。携帯電話会社主催なので、どこもかしこも会社の名前が。。。)
大会後に行われた隊員総会や邦人のための安全協議会の場で寄付の連絡をする機会も頂き、たくさんの人たちの暖かい支援を頂きました。これからが責任重大です。皆さんの暖かい気持ちのこもった寄付を、必要としているタンザニアの人たちに責任を持って届けたいと思います。
Tutaonana
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