2009年4月14日火曜日

ヴィクトリア湖周辺への旅-ムワンザ、ルボンド島国立公園

Hamjambo?

 日本は新学期で忙しい毎日でしょうが、こちらタンザニアは先週から今週にかけてキリスト教のイースターで連休がありました。一足早いゴールデンウィークといったところです。この休みを利用して、世界で2番目に大きいというヴィクトリア湖方面に1週間ほど旅行に行ってきました。

 「イースターはヴィクトリア湖を見に行ってくる!」と言うと、タンザニア人は口をそろえて「お魚を食べてきなさい。おいしいお魚が食べられるよ。」と言います。是非食べてこないといけないその魚は。。。というと、ひとつは「Sato」もうひとつは「Sangara」のこと。日本語の「佐藤さん」と同じ発音ですが、この「Sato」は「ティラピア」のことです。Sangaraはナイルパーチ。

もちろん私もヴィクトリア湖沿いにある町、ムワンザでたくさん食べてきました。

    (魚市場の近くで食べた魚スープ。ナイルパーチだと思いますが、とってもおいしかった!)

ムワンザ市はスクマ人が多く住む場所で、タンザニアで2番目に大きい都市です。スクマ人はタンザニアで最も人口が多い部族です。ムワンザに行ってみて感じたのは、スクマ人はダルエスサラームの人たち(ザラモ人が多い)より穏やかな人が多いように思いました。タンザニアの国民はみんなスワヒリ語を話しますが、スクマ語もまだ少し使われていて、挨拶も全く違います。

「ムアンガルーカ」はスクマ語で「おはようございます」の意味です。スワヒリ語と全然違いますね。スクマ語をちょっと使うととても喜ばれました。

    (ムワンザの町は「ロックシティ」と言われ、おおきな岩がゴツゴツあるのが目立ちます。)

今回は少々行き当たりばったり的な旅で、ムワンザ往復の予定は決めてありましたが、間の4日間は未定。ヴィクトリア湖を満喫するべく、ムワンザに着いてから旅行会社に飛び込み、仲間とムワンザからの小旅行でどこに行くか決めました。そんな旅でしたが、なかなかの穴場を見つけました。

その穴場は、というと「ルボンド島国立公園」。かの有名な「○○の歩き方」にはムワンザ近郊の旅としてほんのちょっとしか説明がありません。でももっと書いたほうがいい!というぐらい良いところでした。(ただ、日本から行くとなると相当な時間とお金がかかりますが。。。)

    (島に渡るために最後に乗ったボート。小さかった。。。車は対岸に置いておくしかありません。)

ムワンザから飛行機をチャーターすればわずか35分でこの島に到着するのですが、陸路だと「フェリー30分」+「車5~6時間」+「小型ボート1時間」かかります。その間に待ち時間等も必要で、「アクセス困難」と言われるわけが分かります。お金がなさそうに見えたのか、旅行会社の人は私たちに飛行機での移動は全く薦めませんでした。ということで2泊3日のうち、往復移動にほぼ2日かけ、陸路と水路で行ってきました。
 
 ルボンド島の売りは、手付かずの自然はもちろん、400種類はいると言われる鳥類、シタトゥンガという水辺に住むめずらしいシカ、ヴィクトリア湖からの日の出と日の入りの美しい景色、ナイルパーチ釣りが楽しめること、などです。そして今回は雨季でお客さんが少なく、ロッジのおもてなしが最高でした。

         (水辺を歩きました。水際に生えている木にはたくさんの鳥の巣がありました。)

ワニとかチンパンジーとか動物を見に行くこともできたようですが、2日目の午前中は島をウォーキング。展望台まで森の中を歩き、水辺を歩いて鳥や景色を楽しみました。午後は湖岸の砂浜でのんびり、まったり。

私は自称「晴れおんな」ですが、今回の旅も天気に恵まれました。道路がまだ完全に整備されていないところもあるので、雨が多ければとても大変だったと思います。今回は本当に運がよかったです。


      (ルボンド島を出発する日の朝にみた朝焼け。この湖はウガンダまで続いています。)

リフレッシュしたところで、また明日からの活動がんばろうと思います。

Tutaonana.

2 件のコメント:

ケニャイチロー さんのコメント...

 いやあ大型連休での旅行って、本当に楽しいですよね。魚もおいしそうだし。俺もビクトリア湖周辺に行ってみようかな・・・。

hana さんのコメント...

クロさん

こんにちは。ザンビアに行ったそうですね!今度はタンザニアですか~??お待ちしてますよ。ビクトリア湖方面ならダルに寄らずに直接行けるのかな??