最近はオフィスにいるのではなく、毎日どこかに出かけて人に会うように心がけています。外を歩いている時間も以前より長くなり、それに比例して日に日に日焼けも増しているように思います。
よく歩くこともあり、こちらで買って履いているサンダルも3ヶ月ぐらいで壊れたりどこかが切れたり。。。他の部分はまだわりときれいなのに、先日もサンダルの鼻緒のところが切れてしまいました。 ここでは、靴修理の職人さんがその辺にたくさんいて商売をしているので、先日も30円で直してもらいました。
(職場の近くの修理屋さん。腕もいいし、親切です。何でもすぐに捨てるのではなく直して使うというのがここの暮らし。)
さて、今日は直したサンダルを履いてテメケの職業訓練センターへ行きました。ここは小学校の敷地内にあるセンター(といっても本当にわずかな施設です)で、被服裁縫、調理、家具作り、電気の4つのコースがあります。小学校を卒業した人が対象のコースで、さまざまな理由で中学校へ行けなかったり、試験に落ちたりした生徒が来ています。2年のコースがありますが、午後は3ヶ月のショートコースがあり、この午後のコースの生徒たちは特に生活環境の厳しい家庭の生徒が多く在籍しています。
小学校でのライフスキル教育を通じて仲良くなったタンザニア人の女性にこの職業訓練センターを紹介し、今月からここでもライフスキル教育を行ってもらっています。生徒たちはとても興味津々でこの授業に参加している様子が伝わってきます。特に性の問題には興味津々、かなりつっこんだ質問が次々に出てきます。とてもオープンに色々なことを尋ねてくる生徒たちの状況は、他の中学校などの生徒たちとは様子が違うとその友達も言っていました。
今日はHIV検査を行っている団体からもゲストが来て検査のことについても説明してもらっていました。その団体はHIV検査ののち、もし陽性であると判明した場合は薬の提供も行っています。
ゲスト: これまでに検査をうけたことのある人??
-生徒のうち、見たところおおよそ5分の1ぐらいが挙手―
ゲスト: まだ少ないですね。
・ ・・私たちの団体ではもちろん検査は無料ですし、5分で結果が分かり、陽性だと分かった場
合には薬も無料で提供します。(主にアメリカの援助でこの国ではARVというウィルスの働きを
弱める薬は無料だときいています)また、陽性であった場合は教育費の支援などをすることも
あります。陽性であっても薬を飲み、数十年元気に生活している人もいますから自分の状態を
知ることが大切です。。。。
などなど、と語り、生徒たちはとても熱心に話を聞いていました。授業が終わると、すぐに何人かの生徒がゲストのところに来て検査を受けたいということを言っていました。
その後も自分の健康状態について不安に思っている生徒が話しをしにきたりして、結局翌週に私がその生徒をその病院に連れて行くことになりました。
授業のあと、先生たちとも話をしましたが、特にこの学校のショートコースの生徒はとても環境の厳しい中で生活している生徒が多く、明らかに重い病(エイズの可能性も高い)をわずらってきていると思われる生徒も過去にいたそうです。結局、その生徒は就学の途中で亡くなったという話も聞きました。
タンザニアに来て、以前よりずっとHIV・AIDSが身近な問題になり、日本でももっと多くの人が検査を受けたほうがいいと最近強く思うようになりました。日本でも保健所で簡単に検査できますよね。でもなんだか自分は必要ないと思ってしまうのも本音ですよね。そこが課題でしょうか。
Tutaonana
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