2009年1月12日月曜日

モロゴロでの年越し

Hamjambo!

 子どもたちの冬休みももうすぐ終わりです。明日から新年度、新学期が始まります。私も明日からはいくつかの学校訪問を再開したいと考えています。

 さて、旅行の報告を続けたいと思います。クリスマス後から年末をイリンガ周辺で過ごし、年末年始は別の同期隊員の住むモロゴロで過ごしました。モロゴロで活動する同期の仲間は町からダラダラで1時間先の「村」に一人で住んでいます。町から村へ行くダラダラは、お客さんが一杯になるまで出発しません。ですから、片道1時間ということになっていますが、タイミングが悪いと実際は待ち時間を合わせて2時間かかってしまうこともあるそうです。

モロゴロ自体はダルエスサラームから3時間で行けるところでそれほど不便はありませんが、行った村には電気は全く通っておらず、隊員のお家だけはソーラーパネルを着け、自家発電で生活に必要な最低限の電気を確保していました。
そんな中での年越し。ラジオが告げる時間もここタンザニアでは怪しく当てにならず、なんとなく2008年が終わりなんとなく2009年が明けてしまった感じです。年越しそばの変わりに、帰国した隊員が残して行ったうどんを作って同期3人で汗を流しながら食べました。それでもとてもおいしかったです。

  (新年ということと、あとは女の子の成人の儀式のようなものがあり、太鼓と踊りがあったようです。)

 元旦は隣村で踊りと太鼓の演奏があるというので、1時間歩いて隣村まで行ってきました。地酒を振舞っていただいたり、日本のお正月の特別な雰囲気は味わえないものの、いつもと違う特別な日だということを少しだけ感じることが出来ました。

                  (ウルグル山、モーニングサイトからの眺め)

 翌日はモロゴロの町に移動し、町に住む先輩隊員の人と合流してウルグル山に登ってきました。モロゴロは山に囲まれたいわゆる盆地です。町を囲む山々の中のひとつ、ウルグル山は頂上まで2000m以上ありますが、私たちは途中にある昔ドイツ人が別荘として建てたというモーニングサイトという宿があるところまで片道約2時間の山登りをしました。現在、モーニングサイトは宿としてもあまり使われていないようで、ちょっとお化け屋敷に近い状態でしたが、その場所からの眺めはよく、モロゴロの町を見下ろすことができました。私たちが2時間かけてたどり着いたその周辺では畑を作って作物を育てている人たちも結構いてびっくりしました。

             (モーニングサイトからさらに山の上をみると、畑があります。)
 これまでダルエスサラームをあまり離れたことがありませんでしたが、ほんの一週間の旅でもタンザニアの別の面を色々見ることができました。あとは他の任地に住む隊員の生活を知ることができ、よい刺激になりました。

Tutaonana

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