先週はタンザニアではありえないぐらい一日にいくつかの予定をこなすという離れ業をした日が何日かありました。ここでは人が約束の時間に来なかったり、突然の頼まれごとが入ったり、雨が降って交通が不便になったり。。。色々なことで予定通りに進まないことが多いのですが、木曜日などは、分刻みの移動で3ヶ所で用事を済ませることができ、それだけでとても満足してしまいました。
さて、昨日は在タンザニアの日本大使公邸で少し遅めの新年会が開かれ、主に仕事などでタンザニアに在住の日本人が招かれました。私たち隊員の中ではダルエスサラーム在住のものがお招きに預かることができました。
この新年会に今回はスペシャルゲストとして、マラソンランナーの瀬古氏と早稲田の学生さん、そしてなんとイカンガー氏も招かれていました。瀬古さんとイカンガーさんはUNHCR(国連難民弁務官事務所)の招きもあってブルンジ、ザンビアなどと接するタンガニーカ湖沿いのキゴマという町に行かれたそうです。キゴマは難民キャンプがいくつかあるようで、UNHCR、国際赤十字、国境無き医師団などの事務所がならび難民支援の前線地となっているそうです。私たち隊員は安全面から渡航禁止地区となっていますが、話によるとそんなことを感じさせない落ち着いた町だということも聞きました。瀬古さんと早稲田の学生さんたちは難民の人たちを勇気付けるため、彼らと一緒に日本の伝統である駅伝をしてきたのだそうです。早稲田の学生さんの中には今年の箱根駅伝で5区とアンカーだったと言うお二人も一緒でした。(日本のニュースにちょっと遅れ気味で名前を存じ上げなかったのですが、この二人ってすごい人なんですよねぇ。)
(瀬古さんと一緒に。左端は隊員仲間でエイズ対策員として活動しています。今度一緒にキリマンジャロマラソンに行きます。彼女はフルマラソン挑戦だそうですが、私はハーフを歩きながら完走が目標です。)
イカンガーさんは瀬古選手のライバルとして活躍した方です。その縁で新年会にも招かれていました。初めてお会いしましたが、とても小柄な方でびっくりしました。いつも努力を続けていた瀬古選手のことを尊敬していたしよい友人だと話されました。スワヒリ語で少しお話させていただきましたが、タンザニア人の中でも特に穏やかな印象を与えるとてもすてきな方でも大変感動しました。
瀬古さんは三重県桑名市の出身です。三重県で会うことはなかったのにタンザニアで会うことができるとは不思議なものです。実は現在ダルエスサラームの隊員10名のうち、私を含めて3名が三重県出身です。大使館にも四日市の出身の方がいらっしゃり、また民間の仕事で来ている方でも四日市出身の方がいらっしゃいます。三重県人会と称してみんなで集まり世界の瀬古さんとそのあとローカル話で盛り上がりました。
何事も極めた人というのはすごいなと思うと同時に、スポーツでつながる友情や交流というのはすがすがしくてとてもいいものだと改めて思いました。
私のカウンターパートは今、女の子たちだけのスポーツ大会を企画しています。100m、200mやリレーなどの徒競走やサッカー、ネットボール、ハンドボールなどを企画しています。それも楽しみになってきました。
Tutaonana
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