ここ数日、中国の胡錦濤国家主席のタンザニア訪問がありニュースでも大々的に取り上げられていました。この週末は近所の国立競技場(中国の建設)で歓迎式典が行われました。そして、主席は昨日モーリシャスへ出発したのですが、空港でのお見送りになんと配属先の事務員の女性たちが借り出されたのでした。
朝、出勤すると中国とタンザニアの国旗のついたおそろいの帽子、ポロシャツ、さらに、オバマに続きまたしても胡錦涛主席の顔写真のプリントされたカンガをまとった女性が何人かいるではありませんか!びっくりです。彼女たちはそろってバスで空港へ向かいました。麻生さんもタンザニアに来たらカンガに顔写真がプリントされるのではないかと思うのですが、タンザニア訪問、ないですかね。
朝、出勤すると中国とタンザニアの国旗のついたおそろいの帽子、ポロシャツ、さらに、オバマに続きまたしても胡錦涛主席の顔写真のプリントされたカンガをまとった女性が何人かいるではありませんか!びっくりです。彼女たちはそろってバスで空港へ向かいました。麻生さんもタンザニアに来たらカンガに顔写真がプリントされるのではないかと思うのですが、タンザニア訪問、ないですかね。
(この格好の女性がたくさん役所に。。。あとおそろいの帽子もあります。後ろから写真を撮って失礼ですが、一応了解とりました。)
さて、そんなこんなで落ち着かない感じで一日が始まりました。このところ、一応自分なりに一週間ごとに予定を立てています。この日予定では比較的時間があるのでこれまで行けなかった団体や学校を訪問するか、次の日から始まるセミナーの準備の手伝いをするか。。。。のはずでした。しかし、行ってみると、突然セカンダリー(中等学校)10校の視察にいくことに。
なんでも、金曜に突然カウンターパートも呼び出しがかかり、教育省から国家試験に合格し中等学校への進学が決まっているにも関わらず学校に空きがなくて待機している4000人の小学校の卒業生をなんとかしないといけないと御達しがあったそうです。1月には学校が始まっているのですから、今まで放っておくほうがどうかと思いますが、まあ突然の仕事です。なんとか生徒を送れそうな学校を探し出すべく、1日に10校まわって状況を確かめることになりました。
どこの学校も進学する生徒の急増に対処するためここ数年でできた新しい学校です。テメケ区内では昨年一度に20数校、校舎を建設したはずですが、行ってみるとまだ工事中の校舎がいくつもあります。教室が足りないので、学校によっては午前中に1年生と3年生、午後から2年生の授業と言う風に、2部制にしているところもありました。先生の数も、生徒800人ぐらいに対して10数人です。数学と物理の先生が居ない、とか、語学の先生が2人足りないとか。。。。いったいどうしたものか。本当に大変なことです。ある学校では、私が日本のボランティアだと言うと、先生をなんとか送ってくれと真剣に言われました。
なんでも、金曜に突然カウンターパートも呼び出しがかかり、教育省から国家試験に合格し中等学校への進学が決まっているにも関わらず学校に空きがなくて待機している4000人の小学校の卒業生をなんとかしないといけないと御達しがあったそうです。1月には学校が始まっているのですから、今まで放っておくほうがどうかと思いますが、まあ突然の仕事です。なんとか生徒を送れそうな学校を探し出すべく、1日に10校まわって状況を確かめることになりました。
どこの学校も進学する生徒の急増に対処するためここ数年でできた新しい学校です。テメケ区内では昨年一度に20数校、校舎を建設したはずですが、行ってみるとまだ工事中の校舎がいくつもあります。教室が足りないので、学校によっては午前中に1年生と3年生、午後から2年生の授業と言う風に、2部制にしているところもありました。先生の数も、生徒800人ぐらいに対して10数人です。数学と物理の先生が居ない、とか、語学の先生が2人足りないとか。。。。いったいどうしたものか。本当に大変なことです。ある学校では、私が日本のボランティアだと言うと、先生をなんとか送ってくれと真剣に言われました。
(遠くに見える校舎は去年建設が始まりましたが、まだ完成していません。グラウンドもこれから整備するそうです。)
それにしても、これまでも常々感じていたことですが、一度にいくつもの学校を訪ねると、なんとなく各学校の違いが見えてきます。学校の校舎の管理や施設の違い、校長室や職員室の整頓の様子などなど。簡単な学校の状況、例えば先生や生徒の数、施設や備品の数を尋ねたのですが、その受け答えを聞いていても、きちんと情報を把握している学校とそうでない学校との差が見えてきます。
校長先生のリーダーシップと将来へのビジョンがはっきりしているかどうかで、同じ役所のお金で建てたのに、校舎まで違って見えてきます。ある学校では、役所側が「なにが足りなくて、どんな課題がありますか?」という問いにたいして、即座に色々な答えが返ってくると同時に、他の学校で聞かなかったような、「生徒のための救急用品」「食堂」という返答をされた校長先生がいました。この学校だけが各校舎にトイレを設置しており、あとの学校は外にしかトイレがありませんでした。この違いも校長先生の考えの違いや実行力によるものだとのことでした。
校長先生のリーダーシップと将来へのビジョンがはっきりしているかどうかで、同じ役所のお金で建てたのに、校舎まで違って見えてきます。ある学校では、役所側が「なにが足りなくて、どんな課題がありますか?」という問いにたいして、即座に色々な答えが返ってくると同時に、他の学校で聞かなかったような、「生徒のための救急用品」「食堂」という返答をされた校長先生がいました。この学校だけが各校舎にトイレを設置しており、あとの学校は外にしかトイレがありませんでした。この違いも校長先生の考えの違いや実行力によるものだとのことでした。
実現しないと決め付けないで、いろいろな希望を描き、生徒たちのために役所や様々な外部団体の援助を探しているその学校の校長先生には大変感銘をうけました。思わず、「学校環境は校長先生の努力に左右されるということが、この学校に来てわかりました。」と伝えました。(というか伝えたつもりです。スワヒリ語なんで。)校長先生はとてもよろこんでいました。ここの学校では役所の人たちと校長先生の話も弾み、今回の訪問で良好な関係がさらに深まったように感じました。
さて、肝心の4000人の生徒のことですが、こんな状況で各学校ともさらに生徒を受け入れることはできるのか怪しいものです。無理でも結局、生徒を送らざるを得ないでしょうが、結局、学校が面白くなくてサボってしまう生徒は学校に来なくなる生徒も少なくないようなことも聞きました。タンザニア政府もなぜもう少し計画的に物事を進められなかったのかなぁとも思います。でもお金の問題もあるので仕方ないかもしれません。。。問題山積みですね。でも上からの命令は絶対従わざるを得ないタンザニアですからなんとかする?でしょう。
Tutaonana